メイラックスは頓服利用はできる?

 

抗不安薬は、必ずしも毎日飲まないといけないわけではありません。体調が悪化したときだけ飲む「頓服」としての利用もアリです。もともと抗不安薬には依存性・耐性形成のリスクがあるので、毎日飲まずに、必要な時だけ飲むという方法は安全性も高いです。

 

では、メイラックスは頓服利用はできるのでしょうか?

 

即効性がないのであまり頓服利用はされない

 

血中濃度最大時間 半減期
約1時間 約60時間~120時間

参考ページ:半減期や血中濃度最大時間|持続時間はどの程度?

 

↑はメイラックスの血中濃度最大時間と半減期となっています。血中濃度最大時間は1時間なので、それなりに即効性がありそうに見えますが、半減期が約5日程度あり、どちらかというと「じんわりと効いて長く持つ」医薬品であることがわかります。

 

一般的に、頓服は「すぐに効いて早めに効果がなくなる」ものが理想とされているので、そういった意味ではメイラックスはあまり頓服には向いていないと考えられています。

 

ただ、長く効くという特徴があるので、「体調が悪くなったときにのんで、そのあとは服用タイミングを気にせず過ごす」という用途には向いています。

 

なので、総合的に考えると

 

あまり頓服に向いてはいないが、条件次第では頓服使用することはある

 

というのが結論になります。頓服が適しているかどうかはその人の症状や生活環境次第なので、個人で判断はできません。ただ、医師が頓服としてメイラックスを出してきたようなら、何か意図があってのことなので言うとおりに使うようにしましょう。

 

一般的に頓服として適している医薬品は?

 

メイラックスは一般的には頓服に向いていないとされているので、頓服使用することはあるにせよ、比較的まれなケースです。それでは、頓服に向いている抗不安薬には何があるでしょうか?

 

薬品名

血中濃度最大時間

レキソタン

約1時間

デパス

約3時間

ソラナックス

約2時間

ワイパックス

約2時間

 

↑が主な抗不安薬の血中濃度最大時間の一覧となっています。この中で特に頓服として優れているのはレキソタンで、基本的には頓服としてばかり使われています。効果が出るまで1時間程度と即効性があり、効き目が強いので頓服に最適です。

 

その他としては、ソラナックスやワイパックスも頓服利用はされます。また、抗不安薬として最もメジャーなデパスも頓服利用されることはありますが、どちらかというと定期服用で体調悪化に備える使い方をします。

 

ただ、いずれにしても「どの薬を頓服として使うのがいいか」は人によって個人差があるので、自己判断はできません。頓服が欲しいのであれば医師に相談し、適したものを処方してもらうようにしましょう。