メイラックスの子供(小学生~中学生)や高校生での利用

 

子供は大人に比べて、睡眠障害や不安症などの精神疾患にはかかりにくい印象があります。確かに確率としては低いですが、絶対に安心というわけではありません。特に最近はスマホやゲームのやりすぎ・夜更かしなどが原因で、不眠がちな子どもは増えてきていると言われており、対策が必要となってきています。

 

そして、精神疾患の治療のために、「子供にメイラックスを使ってもイイの?」と考える方もいるはずです。ここでは、メイラックスを高校生までの小児・子供が服用することについて、「誤飲対策」を含めて確認していきましょう。

 

メイラックスは子供にはあまり処方されない

 

メイラックスの添付文書には以下の記述があります。

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
参考ページ:メイラックス添付文書

 

小児とは「15歳未満のこども」のことなので、中学生まではメイラックスの安全性は確立しておらず、あまり使用されていないということになります。精神疾患症状の重さによっては、処方されることもありますが、「夜寝つけないみたいで…」くらいの状態では処方されることはほぼないでしょう。

 

あくまで安全性が確立していないのは「小児」までですから、高校生以上になると多少は処方されるケースも出てきます。とはいえ、高校生くらいだとまだ睡眠薬や抗不安剤の利用は避けたいところですから、抗不安剤の利用はやはり少なくなります。

 

病院で普通のメイラックスが処方されるようになるのは、大学生くらいからでしょう。それ以下の年代では、やはり原則としてはあまり処方されません。

 

子供はどうやって対処すればいい?

 

では、子供が不眠気味になったり、精神的に不安定なようなら、どう対処すればよいのでしょうか?もちろん、病院に相談するのが第一ですが、市販薬である程度の対策も可能です。

 

安脳丸(4歳以上)、ナビゲート顆粒(2歳以上)、レスティ錠(5歳以上)、宇津救命丸(全年齢対象)

 

子供を落ち着かせて眠りやすくする市販薬としては、↑のものがあります。いずれも漢方で、幼いうちから使えるものなので、最初のうちはこれらの漢方薬で様子を見るのもありでしょう。

 

また、医師がメイラックスを出すのはためらわれると判断した場合、「四逆散」などの漢方で対処をすることもあります。四逆散はいらいら・神経質などに効果がある漢方となります。もちろん医薬品なので副作用もありますが、メイラックスなどのような依存性がないため、安全性を重視して漢方を処方するケースもあるでしょう。「漢方なんて…」と思うかもしれませんが、ちゃんとした効果のあるものなので医師の判断に任せて大丈夫です。

 

なお、医師の診察を受ける場合は、「児童思春期外来」などの専門外来を受診するのがおすすめです。一般的な精神科の場合、大人の対処ばかりしていて、子供の診察は慣れていないケースがあります。専門外来があるかどうかは地域にもよりますが、子供に合わせた診察をしてくれるので安心できます。

 

市販で買える睡眠導入剤としては「ドリエル」が有名ですが、ドリエルは「15歳以上」の医薬品となります。小児の場合、利用には適さないので注意しましょう。

 

メイラックスを誤飲してしまったらどうする?

 

家にメイラックスを飲んでいる人がいる場合、子どもがうっかり誤飲してしまうケースもありえます。メイラックスは小児の服用はあまりされない医薬品なので、倦怠感や不眠と言った症状が強く出てしまうかもしれません。

 

その場合、親が慌てて子供に吐かせようとするケースがありますが、吐かせるのはやめてください。吐かせてしまうと、胃酸で食道が荒れてしまい、回復に時間がかかることがあります。子供であっても、1~2錠程度であれば重いトラブルになることはまずないので、安静にさせて様子を見れば十分です。もし翌日も体調が悪そうなのであれば、医師に見てもらいましょう。

 

もし大量に飲んでしまい、意識が薄い、呼びかけに応じないと言った場合は、すぐに病院に行くか、救急車を呼びましょう。あとは、病院で胃洗浄などの専門的な対処をしてもらうことになります。とはいえ、ここまでの状況になるのはよっぽど大量服用したときなので、基本的には様子見で問題ありません。