メイラックスを高齢者が服用する場合の注意点

 

高齢者(65歳以上)の方の場合、服用時に注意が必要にな医薬品が多くなります。メイラックスの場合もそれは同じです。

 

ここでは、メイラックスと高齢者の関係について解説します。

 

高齢者のメイラックス服用時のポイント

 

高齢者では、運動失調等の副作用が発現しやすいので少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。
参考ページ:メイラックス添付文書

 

メイラックスの添付文書を見ると、↑のような記述があります。そのため、一般的には少量の投与から開始することが多いです。

 

通常、メイラックスは2mgを1日1~2回に分けて服用することになりますが、高齢者の場合は1日あたりの服用量を1mgに減らすなどして対応することもあります。

 

医師がどう判断するかは場合によりけりですが、用法・用量よりも少ない量を処方されたとしても、それは年齢を考慮したものなので心配はありません。

 

高齢者の服用リスクとは?

 

では、どうして高齢者のメイラックス服用にはリスクがあるのでしょうか?

 

たいていの医薬品は、肝臓・腎臓で代謝されることになります。そのため、体内の医薬品の成分はじょじょに排泄され、やがて体内からなくなります。

 

しかし、高齢になってくると、肝臓・腎臓の働きが弱くなってくるので、医薬品の代謝機能も衰えてきてしまいます。なので、若いころと同じ量の薬を飲んでいると、なかなか効果が抜けなかったり、副作用が長引いたりしてしまうのです。また、代謝を行う肝臓の負担も大きくなるので、肝機能障害などのリスクも出てきます。

 

医薬品名

一般成人

高齢者

ロヒプノール、サイレース

2mg

1mg

ルネスタ

3mg

2mg

 

↑は、睡眠薬・抗不安薬(ロヒプノール、ルネスタ)の用量ですが、一般成人よりも高齢者の方が少なくなっています。メイラックスの場合、添付文書に高齢者の服用量の指定はありませんが、1mgから始めるケースが多いです。

 

もし1mgからはじめてあまり効果がないようであれば、2mgに増量されたり、別の医薬品を試すことになるかもしれません。しかし、「まずは少ない用量から」というのが、高齢者の場合の原則となります。

 

また、高齢者以外でも、肝機能・腎機能が弱っている人の場合もメイラックスの服用量は減らす必要があります。健康診断の肝臓の数値などに不安がある場合は、医師にその点を伝えて、服用量を減らすべきかどうか判断してもらうようにしましょう。