アルコールとメイラックスの併用は危険

 

不安に思ったり、ストレスを感じたりすると、アルコール(お酒)を飲みたくなる人は多いはずです。「メイラックスを服用しているけど、効いている気がしないのでお酒も飲もう」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、メイラックスとアルコールの併用はとても危ないのです。

 

  中枢神経抑制作用 依存性
メイラックス ☆☆☆
アルコール ☆☆☆☆☆

 

↑の表を見てもわかる通り、メイラックスとアルコールの両方に中枢神経抑制作用があります。中枢神経が抑制されることにより、不安感がなくなったり、眠くなったりするわけですが、両者にこの作用があるため、併用すると抑制作用が何倍にもなってしまうのです。

 

そのため、異常に眠くなったり、酩酊して記憶をなくしたりといったことが起こります。ただ眠くなるだけならまだしも、大事なものをなくしたり、ふらついて倒れてケガをしたり、最悪の場合事故に巻き込まれて死亡といったこともありえます。

 

そのため、メイラックスの併用注意には「アルコール」が含まれており、

 

エタノールとの併用で相加的な中枢抑制作用を示す。アルコールの血中濃度が高い場合は代謝が阻害され、クリアランスが低下し、半減期は延長する。

 

と明記されています。

 

>>併用禁忌を確認しよう|飲み合わせの悪い食べ物

 

依存症のリスクが跳ね上がる

また、メイラックスとアルコールには、両方とも「依存症」のリスクがあります。長く摂取を続けてしまうことで、それなしではいられなくなってしまうのです。

 

そしてなにより問題なのは、メイラックスとアルコールのどちらかだけを摂取している場合に比べて、併用した場合はお互いの依存性を飛躍的に高めてしまうことです。メイラックスとアルコールを同時摂取すると、お互いの血中濃度が高まりやすくなり、片方だけを摂取している場合に比べて依存性が強くなってしまうのです。

 

つまり、メイラックスとアルコールを併用すると、アルコール依存症になりやすくなるのです。

 

もちろんメイラックスの依存性も見逃せませんが、アルコール依存症は覚せい剤依存症よりも依存度が高く、一生治らないと言われているほど厳しいものになります。

 

アルコールだけに頼った場合ももちろん依存症のリスクはありますが、メイラックスと併用することによってアルコール依存症のリスクが高まることは頭に入れておいてください。

 

お酒をどうしても飲まないといけない場合

 

「お酒を飲むなと言われても、付き合いで飲まなきゃいけないときもある」

 

こんな意見もあるかもしれません。

 

もちろん、「断る」ということが基本にはなります。お酒を勧められても、「医者に止められている」ときちんと告げて、ソフトドリンクを飲むようにするのが理想でしょう。医者のせいにしておけば、たいていの人は引き下がってくれるはずです。いまは「アルハラ(アルコールハラスメント)」なんて言葉もあるほどですから、昔のように無理強いされることはそれほどないでしょう。

 

ただ、どうしてもというときは、メイラックスの半減期をしっかり意識するようにしましょう。メイラックスの半減期は120時間程度あるので、アルコールを無理強いされそうな飲み会があるときは、3日前くらいからメイラックスの服用をやめておくのがよいでしょう。

 

また、うっかりアルコールを飲んでしまったときは、次のメイラックスの服用は半日以上あけるようにしましょう。アルコールが体から抜けるのには、飲んだ量にもよりますが10~12時間程度かかります。その間にメイラックスを飲んでしまうと、体にアルコールがある状態でメイラックスの成分も摂りこむことになってしまいます。なので、アルコールがしっかり抜けてから、メイラックスを飲むようにするとよいでしょう。

 

とはいえ、これは「飲みたくないけど、飲まされそうになったとき」の話です。自己判断で飲んでしまうのは当然ですがご法度です。もし自分の意思が抑えられなさそうなら、あらかじめ医師に相談し、お酒を飲みたくなくなる「抗酒剤」を使うなどの対策が必要になるでしょう。